新型コロナウイルスによる車検証の有効期間延長について

車検証の有効期間が延長されます

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスによる肺炎ですが、日本でも2020年4月8日より、史上初めて緊急事態宣言が政府より宣言されています。

現在の緊急事態宣言の対象地域は、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・大阪府・兵庫県・福岡県の7つですが、今後の感染状況によっては、あなたが事業をおこなっている地域も緊急事態宣言の対象地域になることは十分に予想されますので、リスクを考えたうえでの、経営判断が重要になってくるのではないかと思われます。

車両を業務として使用する事業者にとっては、欠かすことができないのが車両の車検となりますが、今回の緊急事態宣言によって、車検の有効期間を延長することが、昨日国土交通省より発表されました。

新型コロナウイルス対策の今回の措置

今回の車検有効期限延長は、昨日の段階では緊急事態宣言が発令されている地域を使用の本拠としているクルマになります。

使用の本拠とは、車庫証明を取得している住所のことになりますので、広島県などをはじめとした他の地域で産業廃棄物収集運搬業として利用していたとしても、7つの都府県で車庫証明登録をしている場合には、車検の延長が可能になりますので、中古車を購入している場合や、営業所が緊急事態宣言が発令している地域にもある場合には、1度確認するようにしましょう。

対象地域に車庫証明を登録している車両で、車検の有効期間満了日が2020年4月8日から5月31日までのものは、車検証の有効期間が2020年6月1日にまで延長されることになります。

個人的には、新型コロナウイルスの蔓延状況から考えると、延長期間が短いような気もしますが、車両の場合にはメンテナンスをしてないことで、大きな事故を招く可能性もありますので、妥当な落としどころなもかもしれません。

延長の根拠となる条文の紹介

延長には根拠となる法律の条文がありますので、それについて紹介しておきますので、参考にしてください。

道路運送車両法(昭和26年 法律第185号)(抜粋)
第61条の2 国土交通大臣は、一定の地域に使用の本拠の位置を有する自動車の使
用者が、天災その他やむを得ない事由により、継続検査を受けることができないと
認めるときは、当該地域に使用の本拠の位置を有する自動車の自動車検査証の有効
期間を、期間を定めて伸長する旨を公示することができる。
2 前項の公示があつた場合には、当該地域に使用の本拠の位置を有する自動車の自
動車検査証の有効期間は、公示の定めるところにより伸長したものとみなす。

以上のように、たまたま今回だけ延長されているわけではありませんので、災害などの国に緊急事態が発生した場合には、車検の有効期間が延長されることもあると、覚えておくといいでしょう。